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なるほど、わからん。

私 「えーっと・・・ここをこうして・・・」
ミク「・・・・・・。」
私 「よっし。もっかい!」
ミク「はいっ。―――~♪ ~♪」
私 「あっれぇ・・・。直らんなぁ・・・・・」
ミク「え・・・」
私 「なーんで一部のフレーズだけぶつ切りに歌うんだろ・・・。KAITOに放り込んだときは普通にすらすら歌ってたのに・・・・」
ミク「え、と・・・」
私 「それに使い方が分からないボタンがたっくさんあるし・・・。まいったなぁ・・・」

 と、文句をたれているマスターのもとに、それまでコタツに入って黙ってやり取りを見ていた年長者の片方が声をかけた。

ゼロ「マスター。あんまりミクをいじめちゃだめですよ」
私 「は? いじめてないけど、」
ゼロ「ぶつぶつ言ってる文句が、なんかミクを責めてるように聞こえるんですよ。ミクはまだ慣れてないから、自分のせいと思ってるんじゃないですか」

 ちらりとゼロがミクを見やると、明らかにしゅんとしているミクの顔があった。

私 「あー・・・・。・・・・・ごめん、ミクのせいじゃない。私がメカオンチだから、上手に歌わせてあげられないだけだよ」
ミク「あ、いえっ、そんなっ」
イチ「だいじょーぶですよマスター。僕がコーラスするんでしょ? だったら、多少ぶつ切りでもサポートできます」
私 「そう? ・・・じゃあ、ぶつ切りの件はこれ以上はやめよう。他のとこやろうか」
ミク「はい、わかりました」











ゼロ「随分トゲのある言い方だったねぇ」
イチ「そーぉ?」

 ミクの歌声をBGMに、二人は声を潜めていた。

ゼロ「テトさんと歌ったときも、なーんか気に入らないような顔してたし。イチ兄はソロがいいわけか」
イチ「まあ、それは『KAITO』として当然の反応じゃない?」
ゼロ「だーから、それはだめだって」
イチ「しないってば。―――まあ、でも、」
ゼロ「?」
イチ「思ったより、綺麗な声だね、ミクって」

 BGMとして聞いているうちに心地よくなってきたらしい。

イチ「コーラスは俺だけど、今回はコーラスいらないんじゃないかな」
ゼロ「え、どして?」
イチ「音取りしたとき、すっごく低かった。もとはト音記号で、それを1オクターブ下げたらしいから、低くて当然だけど。何か、低すぎて、さすがの俺でもロボ声になるんだよね・・・」
ゼロ「・・・・・・イチ兄でそんなんじゃ、俺は無理だね」
イチ「ははっ。・・・まあ、そんなわけだから、サポートするどころかむしろ邪魔になるんじゃないかっておもっ・・・・・」

 ここで言葉は途切れた。
 ゼロが、声を殺して肩を震わせているのが目に入ったからだ。

イチ「・・・・・・・・・ゼロ。なーに笑ってんの」
ゼロ「い、いや。・・・イチ兄はほんと、いいお兄ちゃんだよね」
イチ「はっ?」
ゼロ「あれか、タグで言うと『大好きみんなのお兄ちゃん』か。・・・いや何か違うな」
イチ「・・・えと?」
ゼロ「ああ! 『兄さんの半分はやさしさでできています』か!」
私 「なに、ピアプロのタグ?」

 急に話に入ってきたマスターに、二人はびくっとした。
 このときにほとんど同じ動作をしているあたり、本当に同じソフトの双子なんだな、とミクは思う。

イチ「わわっ! ・・・ま、マスター、終わったんですか?」
私 「うん。次はイチだよ。準備しなさいな」
イチ「は、はい・・・」

 ゼロが笑った原因を聞けぬまま、イチは調教の準備に取り掛かる。
 といってもコーラスパートは、マスターがめんどくさがってほとんど無調教で吐き出すのが常だったが。

 コタツの方を見ると、自分がいたところにミクが入っていくところだった。
 視線を滑らせるようにゼロを見ると、イチの視線に気づいたらしく、にこりと微笑む。

イチ(また今度、ってか・・・)

 その考えが手に取るようにわかってしまうあたり、さすが元々ひとつのソフトだっただけはある。
 一体何なんだろうと思いつつ、イチはマスターの指示を待つのだった。











・・・・・・って、クリスマスイヴに調教してるのか私・・・w

い、いや、だってねぇ。もう少しでミクの期限が・・・。
・・・・ずっとほっといた私も私ですけど。
(だって名前違いのカイトくんにお熱ggg)
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テーマ : VOCALOID - ジャンル : 音楽

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